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  あかだまつち (赤玉土)
 下記の赤土の、深い部分にある病害虫などの心配のないものを、大きさ別により分けて商品化したもの。川砂や腐葉土と混ぜて鉢植え用の土として用いるほか、単品で挿し木などに用いる。
 
  あかつち (赤土)
 火山灰が変化してできた土で、オレンジ色から赤褐色を呈し、やや粘質で酸性が強い。草花や野菜を栽培するには、苦土石灰などで中和し、粘性の強い場合は、川砂などを入れて水はけをよくしてやる。関東地方の、ローム層と呼ばれる赤土が有名。
 
  あかんぼく(亜灌木) aub-shrub
 草本と木本の中間の植物。生育に適さない時期(主に冬)、地上部の大半は枯れるが、木質化した茎の一部が残るもの。ハーブのセイジや、フヨウなど。
 
  あさばち (浅鉢)
 口径に比べて背丈の低い植木鉢。上薬のかかっている四角いものは主として盆栽用。6寸から8寸くらいの堅焼きの素焼き鉢は皐月用。素焼きの4寸から6寸くらいのものは、挿し木や種まき用に用いられている。
 
  あしゅ(亜種)
 生物の分類学上の単位で、種の下に必要yに応じて設けられる。同一の種とされながら、分布域によって性質がかなり違っている場合などに用いられている。
 
  あねもねざき (アネモネ咲き)
 キク科植物の管状花が、一部花弁化したもの。スパイスのクローヴのように見えるため、丁字咲きとも言う。キク・ダリア・ヒャクニチソウ・キンセンカなどに見られる。
 
  あぶらかす(油粕)
 
 種粕(たねかす)とも言う。菜種や大豆などから油を搾った粕で、淡黄色の粉末である。古くから肥料として徴用されている。窒素5%、リン酸2%を含む。
  あらきだつち (荒木田土)
 東京府北豊島郡尾久村(現在の東京都荒川区)付近でとれた赤土の粘土。壁土や瓦を焼くのに用いられ、また、田圃の底土としても使われている。国技館の土俵も、これを突く突き固めてkつくる。
 
  アルカロイド alkaloid
 植物体内に存在する窒素を含むアルカリ性の有機化合物。興奮・幻覚・麻酔など神経に作用するものが多く、医薬品として用いられるが、大半は毒性がある。死煙草(たばこ)に含まれるニコチンやコーヒーのカフェインなど数百種が知られている。
 
  いかんそく (維管束)
 高等植物において、養分や水分などが移動するための通路。幹・枝・茎・根・葉などにある。水分が移動する木部と養分が移動する篩部(ふるいぶ)があり、細長い細胞が束状に集まっている。
 
  いかんそくしょくぶつ (維管束植物)
 維管束を持つ植物で、シダ植物と種子植物がこれに当たる。園芸に関わりのある植物はすべてこれに入り、維管束植物でないのは、コケ類と藻類だけ(菌類は現在植物とは別のグループとされている)
 
  いくびょうばこ(育苗箱)
 種を蒔き、または小さな苗を植え付け、ある程度の大きさになるまで育てるための箱。プラスチック製で、A3より一回り大きいか、その半分くらいの面積で、高さは8cmくらい。
 
  いしょく (移植) transplant
 植物を別の場所または別の鉢(プランター)に植え替えること。園芸とは関わりないが、「臓器移植」は英語ではgrafting(接ぎ木)という。
 
  いしょくごて移植鏝)
 植物の移植や、土をすくったりするのに使う器具。子供が砂場遊びに使うような「おもちゃ」から千円位するものまであり、また普通のサイズの他、刃先の幅が3cm程度の、小さな苗を移植するためのものなどもある。
 
  いしょくぽっと(移植ポット)
 発芽して、本葉が1,2対出たくらいの小苗を植えて、花壇や鉢に定植できる大きさになるまで育てるためのポット。塩化ビニール製、紙製、さらにポットごと定植するとポットが土中で腐ってしまうピート製などがある。よく用いられているのは、塩化ビニール製の2寸半くらいのものである。
  
  いちねんそう(一年草) annual
 植物学上は、発芽した年に開花・結実して枯れてしまう植物のこと。しかし園芸上は、秋まき草花を春に蒔いて年内に開花させられることから、発芽後満一年以内に開花・結実して枯れる植物。
 
  いっさいもの (一才物)
 木本(まれに多年草のことも)で、種まきまたは挿し木・接ぎ木した後、一年以内に開花・結実する品種。植物名に「一才」を冠して、一才さるすべり、一才ざくろ抔という。ほとんどが矮性なので、鉢植えや盆栽に供される。
 
  イングリッシュ・ガーデン  English garden
 英国風庭園。日本では園芸の先進国としてのイギリスにちなみ、この言葉がよく用いられているが、定義は難しく、英国王立園芸協会Royal Horticultural Society発行の園芸大辞典にもこの定義はない。歌壇・芝生・通路・樹木などを自然風に配してもので、日本庭園の影響も受けているという。
 
  いんとうかじょ (隠頭花序)
 肥大した杯状の花軸の中に、無数の花を咲かせる花序。クワ科イチジク属に特有のもので、キク科の頭状花が、周りから盛り上がって壺状になったようで、外からは花が見えない。
 
  ウィルスびょう(ウィルス病)
 たばこモザイク病ウィルスによって起こる植物の病気。葉や花にモザイク状の斑点ができ、次第に樹勢が衰えて枯れてしまう。これにかかったら焼き捨てる以外に対処法がないので、これを媒介する油虫の駆除や、連作をしないように心がけることが大事である。草花の大半がこれにかかりやすい。
 
  うじょうふくよう (羽状複葉)
 複葉の形態の一つ。葉軸と呼ばれる軸から、左右に小葉が出ている葉の付き方。ダリア、マリーゴールド、オジギソウ、バラなどに見られる。
 
  うどんこびょう うどん粉病 mildew
 白色をしたかびの一軍の感染によって発症する病気で、薔薇、ライラックなどの花木や果樹類に発生する。葉にうどん粉をばらまいたような白い模様ができ、生育障害が起こる。ダイセンなどの殺菌剤を定期的に散布して防除する。
 
  えいようけい (栄養系)
 栄養繁殖によって増やす植物または品種。
 
  えいようはんしょく(栄養繁殖)
 タネによらず、株分け・挿し芽・挿し木・接ぎ木・取り木または成長点培養によって増やすこと。えられた子供はすべて親と遺伝子が同じ“クローン”である。
 
  えきか 液果
 「乾果」に対し、果肉があり、加重を豊富に含むもの。「果物」と呼ばれるもののほとんどは液果である。
 
  えきひ (液肥)
 液体肥料。濃縮された液体のものと、水溶性の粉末または顆粒のものがある。水で薄めて施すが、肥料成分が0.1%位になるように薄めないと、肥料負けを起こすことがある。じょうろで灌水時に施すことが多い。
 
  えだがわり (枝変わり)
(1)成長点における突然変異によって、葉・花・果実および枝が母体と違った形質になる現象。さらにそこから出た枝は新しい形質を受け継ぐ。母体より劣った形質のものは“先祖返り”として除去されるが、良い性質の場合は新しい品種になる。皐月(さつき)などで広く見られる。(2)自家受粉によってできた品種。濃いピンクのバラ、ピンク・ピースは淡黄色にうす紅色の覆輪のマダム・メヤン(通称ピース)の枝変わり品種である。

  えつねんそう(越年草)
 秋に発芽して冬を越し、春から夏に開花・結実して枯れる植物。麦・レンゲ草・アブラナなど。
 
  エフワン F1
 一代雑種。一代交配種とも言う。二種の固定種または種の交配によってえられる、定まった性質を持つ品種である。ただしそのタネを蒔いても同じものはえられない。固定種より手間がかかり、また交配親などは企業秘密になっているので、タネは固定種よりかなり割高であり、栽培者は毎年新しくタネを購入しなければならない。
 
  えんげい(園芸) horticulture
 草花・蔬菜・果樹などを栽培すること。造園や公園・庭園などに植えられている樹木の管理。また、“農業”を趣味として体験すること。
 
  えんすいかじょ(円錐花序) paniculate
 無限花序の一つ。花軸が分枝してその先に花が咲き、全体が円錐形または半球系に見えるもの。クサキョウチクトウや宿根かすみ草など、園芸植物にはかなりの種類がある。
 
  おいごえ (追肥)
 元肥に対し、作物の生育に応じて、少しずつ与える肥料。
 
  オールド・ローズ  old rose
 1867年以前に作出されたバラの品種。この年に四季咲きで剱弁高芯咲きのハイブリッド・ティーH/T系が作られた。一季咲きで花弁が丸みを帯び、香りの強いものが多い。
 
 おくて (晩生)
 標準の物に比べて生育が遅い。また、開花・結実する季節が遅いこと。その性質を持つ品種を挿すこともある。
 
  か (科)
 生物の分類単位。属の上、目の下。高等植物では、科が300程度なので、最もよく使われる分類単位になっている。

  かぬまつち (鹿沼土)
 栃木県鹿沼、宇都宮あたりで産する赤土の一種。淡黄色の顆粒状だが、ぬらすと鮮やかなオレンジ色になる。酸性が強いが、水持ち、水はけがよく、皐月の培養土に最適なほか、鉢植え用の土としても使われている。

  かぶわけ (株分け)
 多年草または株立ちの灌木の繁殖法の一つ。よく繁った株を彫り上げ、2,3芽ずつの小さな株に切断して新たに植え付けること。
 
  かりひりょう (カリ肥料)
 カリウム(K)を含む肥料。カリウムはアルカリ金属の一つだが、自然界には塩の形で存在している。カリ肥料は根をよく張らせて植物を丈夫に生育させる働きがある。天然肥料では藁灰などに、化学肥料では塩化カリや硫酸カリなどがある。
 
  かわすな (川砂)
 河原にある細かい砂。非常に水はけがよいが、水持ち・肥料持ちは悪い。種まき・挿し木などに使うほか、粘土質の土地の土壌改良に用いられることがある。「海の砂」は食塩を大量に含むため、園芸用には利用できない。
 
  かんこうせいひりょう (緩効性肥料)
 速効性に対して、効き目が穏やかで徐々に効いてくる肥料。天然肥料の全てとリン酸肥料はほぼ緩効性である。また、化学肥料の中にも、溶け方を加減して長持ちするように作られたものがある。遅効性とも言う。
 
  かんごえ (寒肥)
 庭木や果樹で、植物がまだ冬眠中の寒中に与える肥料。一年の基本となる肥料で、多量に与えられることが多い。

  きょうせい (共生)
 異なった生物が寄り添い、または一方が他方の体内で生活し、お互いに利益を分け合っているもの。マメ科の植物と根粒バクテリアが有名で、豆はバクテリアに栄養を供給し、バクテリアは空気中の窒素を同化して豆の肥料にする。
 
  きょうぼく (喬木)  tree
  一般には高木のことで、樹高5メートル以上の木本。イメージとしては、太く垂直にのびる幹を中心に円錐形または円柱形の樹形になる植物。杉、樺の木、、プラタナスなど。

  くど (苦土)
 酸化マグネシウム。MgO. マグネシウムは、植物の生長に重要な役割を果たしている元素の一つ。
 
  くどせっかい 苦土石灰)
 消石灰に苦土を配合した物。白い粉末で、酸性土壌を中和する目的で使われる。酸性土壌には、植物の生長に欠かせない苦土(マグネシウム)が不足しがちなため、これを配合してある。
 
  けいせいそう (形成層)
 裸子植物亜門および被子植物亜門双子葉綱の植物において、幹・枝(茎)・根の木質部とコルク層の境目にある、細胞分裂が活発に行われている部分。形成層の細胞分裂によって、幹や枝が太くなり、年輪を刻む。接ぎ木の場合、台木と接ぎ穂の形成層を合わせることによって両者が合体して活着する。
 
  けんがいづくり 懸崖作り
 小菊の仕立て方の一つ。茎を水平から下方向に曲げ、山の斜面にへばりついているような形に仕立てたもの。大きなものでは根本から枝の先端まで3m以上になるものもある。
 
  げんしゅ (原種) botanical
 人為的な改良が加えられていない野生そのままの種。数ある栽培植物の中には、イチョウのように野生品が見つかっていないものや、ほぼ原種そのままで栽培に供されているものもある。チューリップやバラ・蘭・シクラメンなど、その素朴さ・可憐さの故に、原種を愛好している人が多い種もパル。
 
  こう (綱) class
 門の下、目の上の生物分類単位。比較的大きな分類単位で、「類」というのにあたる。種子植物門被子植物瘂門には双子葉・単子葉の二つ、裸子植物瘂門にはグネトゥム・松柏・ソテツの三つ、シダ植物門にはシダ・マツバラン・・ヒカゲノカズラ・トクサの四つの綱がある。
 
  ごう (号)
 円形の鉢の口径の単位。公式に尺貫法の「寸」が用いられないために使われる。1号が約3cm。5号鉢なら5寸で15cm。

  こしみず 腰水
 鉢やプランターの下に受け皿を置いて吸水させること。細かい種をまいたときや、植えから水をかけると病気が出たり、葉が焼けてしまう植物などに用いる。
 
  ごせい (互生) alternate
 植物における葉の茎への付き方の名称の一つ。一カ所から一枚の歯が出て、茎全体では互い違いに出ているように見えるもの。
 
  こんけい (根茎)
 地下にある茎の一部が肥大化し、横に広がり、それによって繁殖する物。球根植物のかんなの他、竹やレンコンなど、多くの植物に見られる。
 
  こんせいよう (根生葉)
 こんしゅつよう(紺出要)ともいう。植物の地際から放射状に出ている葉。ただし、字義通りに根から生えている訳ではなく、地際の部分の節が極端に縮まって、そのように見えるだけである。
 
  さくか 蒴果
 果実の中が数室に分かれているが、果肉はなく、乾いた状態で、熟すと先端がさけて種子をとばすもの。朝顔、鳳仙花など。
 
  さしき (挿し木) cutting
 茎や枝を切り取り、土に挿して発根させ、繁殖する方法。木本の繁殖では最もポピュラーな方法。

  ざっせいか 雑性花 polygamous
 一つの個体に、雄花と両性花、雌花と両性花または雄花・雌花・両性花が混じって咲く植物。
 
  さど (砂土)
 粘土の含有量が8分の1以下の土。海岸地帯などに見られる。海浜性の植物や多肉植物などには良いが、普通の蔬菜・草花の栽培には不向き。
 
  さんけいかじょ (散形花序・繖形花序)
 茎の先端の一カ所から、ほぼ同じ長さの花柄を持った花が放射状に広がり、ほぼ半休形のまとまりになって同時に開花する花序。昔はセリ科のことを“繖形科”と言ったほど、kセリ科特有の花序だが、他に同じ目のウコギ科やミズキ科などにも見られる。
 
  じかまき 直まき
 タネを栽培地に直接まき、途中で植え替えをしないで栽培すること。移植栽培に比べると手間がかからないが、初がしなかったり、発芽直後に虫に食われたり成長できなかったりするリスクを考え、移植栽培に比べ、数倍の漁をまかなければならない。移植を嫌う直根性の植物は、原則として直まきにする。
 
  しのうきん 子嚢菌 sac fungi
 菌界を構成する五つの門の一つで、菌界子嚢菌門という。見かけ上、肉眼で見えない酵母と、青カビなどのようにコロニー(集団)を作るカビ類、それにキノコに分けられるが、有性繁殖の時に子嚢と呼ばれる袋を作るのが特徴である。32,000種ほど有ると言われ、発酵食品(酒類・醤油・味噌・パン・チーズなど)や抗生物質の製造に使われるが、動植物の病原体になるものも多い。
 
  しゅ (種) spicies
 生物分類状の最小単位。同一種であれば、容姿が違っていても、交配して子供を得ることができ、さらにそれから子供を得ることができる。
 
  しゆういしゅ (雌雄異株)
 植物の個体に、雄と雌の区別があるもの。雌花をつける株を雌株、雄花をつける株を雄株という。イチョウ・ほうれん草・キウィフルーツなどがある。果樹では必ず雌の木だけでなく、雄の木を混食する必要がある。
  
  しゅめい (種名)
 種小名(しゅしょうめい)とも言う。ラテン語で書かれる学名の、あとの方の部分で属の中の種を表している。。同属内には重複する物はない。かつては人名・地名・現地名など、固有名詞に由来する物は大文字で書き始めることになっていたが、現在はすべて小文字で書き始める。
  
  しよう (子葉)
 タネが発芽するとき、初めて出る葉っぱのこと。垂直に剣状または針状の葉がまっすぐ伸びる単子葉と、左右対称の葉が水平に開く双子葉とがある。
 
  じょうど (壌土)
 土壌を粘土の含まれる割合によって五段階に分類したものの一つ。粘土が4分の1〜8分の3含まれる。水持ち・水はけ・肥料の保持力などが適当で、一般的な植物の栽培には最も適当とされている。
 
  しょうやく (生薬)
 動植物の一部または全部を、そのままか切断・乾燥・洗滌・不要部分の除去・焙煎などごく簡単な処理をしただけで用いるもの。牡蠣(ぼれい=カキの殻)・竜骨(恐竜の化石)・石膏・芒硝など鉱物もいくつかあるが、俗に草根木皮と呼ばれるように、植物由来のものが圧倒的に多い。きぐすり・いくぐすりとも言う。
 
  しょくじょうど (埴壌土)
 粘土の含有量が8分の3から2分の1間での土壌。重い土を好む草花や花木類などに向く。

  しょくど (埴土)
 粘土が半分以上を占める土。砂や堆肥を大量に入れてやらないと、作物の栽培には不向き。
 
  じょそうざい (除草剤)
 雑草を枯らすことを目的とする農薬。水田やゴルフ場の芝生などに撒かれるイネ科以外の植物の作用する物、全草に作用する物、蒔いたばかりのタネには影響しない物など、いろいろな種類がある。農薬の中では毒性の強いものが多く、また、「環境ホルモン」の半数以上が除草剤だと言われ、また、ゴルフ場で散布される除草剤が水質汚染の一番の原因になっているほどなので、一般の家庭ではあまり用いない方がよいだろう。
 
  すいじょうかじょ (穂状花序)  spike
 無限花序(むげんかじょ)の一つ。長い花軸に柄のない小さな花が無数に付き、稲の穂のような、あるいは動物のしっぽのような形になるjもの。形は似ているが、花に柄がある場合は、総状花序という。
 
  スプラウト sprout
 本来は動詞で、植物が発芽後生育を始めること。また、幼植物を指し、特に食用にするアルファルファのもやしのことを言うことが多い。近年植物のもやしには、がんを予防する効果があることがわかり、なかでもブロッコリーやレッドキャベツのスプラウトが優れていると言われ、商品として売られ、また培養セットなども販売されるようになっている。
 
  すやきばち 素焼き鉢
 「素焼き」は釉薬(うわぐすり)をかけずに焼いた陶器で、かつて植木鉢と言えば、赤煉瓦のような赤褐色をした駄温(だおん)鉢だった。落とせばもろく割れつぃまうが、汚くなってもたわしで洗えばまた使えたし、割れたかけらは鉢底をふさぐのに使ったり、鉢底に入れるゴロ土の代わりをしたりなどの使い道があった。育苗やサボテン・多肉植物の栽培などに適当なだけでなく、観賞用にも十分使えたが、現在では大きな園芸店に行かないと入手できなくなっている。

  せっか  綴化
 球形・柱形のサボテンで、成長点が線状に伸び、尾根状になっておる個体のこと。サボテンでは未詳の中にごくまれにでて、希少価値の高い物とされている。峰の部分が縦にいくつも並び、いくつかのサボテンをつづり合わせたようなのでこの名前がある。
 
  せっか 石化
(1)盆栽や生け花陽の植物で、幹・枝・茎などが堅くでこぼこになった物。(2)球形のサボテンや多肉植物で、成長店が乱雑になり、一種の奇形になった物。貴重な物とされ、マニアにとっては垂涎の的になっている。なお、この場合は、前項の綴化と区別するため、「いしか」と言うことが多い。
 
  ぜつじょうか (舌状花)
 キク科植物の頭状花を構成する花冠の一つ。数枚の花弁が完全に合体し、花軸との付け根の部分は筒状だが、先端が開いてスプーン状またはへら状になっている。菊・ダリアなどには、先端まで管状または針状になっている物もある。ダリアやコスモス、菊などの美しい色の付いている部分は皆これで、多くの花では飾りで、おしべやめしべを持たないが、たんぽぽなどのように、すべて舌状花の物もある。
  
 せんていばさみ (剪定鋏)
 剪定用の鋏。小枝から小指くらいの太さまでの枝を切ることができる。力が入りやすいように、輪に指を通す普通の鋏と違い、親指と四本の指で握るようになっている。園芸店、刃物店に売っているほか、インターネットでも購入できるが、価格差がかなりあり、余りやすい物では切れ味が悪かったりすぐ壊れた知りやすい。
 
  そうか (痩果) achene
 ただ一つのタネが、薄くて堅い膜状の果皮に覆われていて、熟しても裂けない。キク科やキンポウゲ科に多い。翼や“落下傘”が付いていて、熟すると風で飛散するものも多い。
 
  そうじょうかじょ (総状花序)
 長い花軸に、小さ柄のある花が十数個から多いものでは数百個付くもの。穂状花序とよく似ているが、花柄があるのが総状花序である。
  
   そさい (蔬菜)
 人工的に栽培して、根・茎・葉・果実・花などを食用にする草本。野菜。スイカ・メロン・イチゴなどは、一般的には果物だが、「果樹」ではなく草本なので、蔬菜として扱われている。
 
  たいかんせい (耐寒性)
 (1)寒さにどれくらい耐えられるかという尺度。弱い熱帯産の物では、10度以下ですでに生育できなくなる物がある一方、シベリアなどを原産地とする物には、零下50度でも耐える物がある。(2)寒さに強いこと。程度問題だが、だいたい零下10度くらいまで耐えられる物のこと。英語ではhardyという。
 
  だいぎ (台木)
 接ぎ木の時に台とする植物。根および茎の一部が用いられる。一般に接ぎ穂より丈夫だが、花や実には利用価値がないもの。
 
  たいせい (対生) opposite
 茎に葉が、二枚ずつ抱き合うように付いている付き方。
 
  たいひ 堆肥 compost
 わらや枯れ枝、野菜くず、動物の糞などを積み上げて発酵させたもの。肥料としてより、土壌改良の意味で用いられる。市販品には、パルプを取った後の木のくずなどを原料にしたものもある。
 
  たんじつしょくぶつ 短日植物 short day plant
 一年生または多年草の植物で、日照時間が短くなると花芽を形成する植物。稲・大豆・朝顔・コスモス・菊など夏から秋に花が咲く種類。しかし現在、草花では品種改良により、日照時間に関わりなく咲くコスモスや菊なども多い。
 
  たんしようしょくぶつ  単子葉植物 monocotyledon
 被子植物亜門の二つある綱の一つ。種を蒔くと、垂直な剣状または針状の芽が一つ出てくるのでこの名前がある。一般に葉脈は平行脈で、花弁数は3の倍数、特に6枚のものが多い。40ほどの科があるが、園芸でなじみ深いのは、ユリ科・ヒガンバナ科・アヤメ科・ラン科・サトイモ科など。また穀物の大部分がイネ科に属するなど、有用植物がかなりある。
 
  ちかけい (地下茎)
 地中にある茎の一部。根と似ているが、植物学上は維管束の形などが違う。また、根の場合は切り取ってしまうとそのまま死んでしまうが、地下茎では発芽・発根する。肥大化した物を指すことが多く、園芸上では球根として扱われるものがかなりある。球茎・鱗茎・塊茎などの種類がある。
 
  ちっそひりょう (窒素肥料)
 窒素(N)を主成分とする肥料。天然肥料では油粕が、化学肥料では硫安(硫酸アンモニウム)、尿素などがある。植物の体を作る基本物質であるタンパク質の原料なので、肥料の三要素の中でも最も不足しやすく、重要な物であるが、やりすぎると徒長(もやし状になる)したり、病虫害に対する抵抗力が弱くなったりする。
 
  ちゃくせい 着生
 他の植物または岩、枯れ木、塀などに、気根、巻きひげ、吸盤などで付着して生育する植物。ラン科やサトイモ科に多く、ブドウ科のツタも着生する。
 
  ちゅうばいか (虫媒花)  entomophilous
 風媒花に対し、昆虫によって受粉される植物およびその花。昆虫を集めるために、美しい色彩や香りを持っている花が多い。花を観賞する園芸植物はすべて虫媒花である。

 
  ちゅけいるい 蛛形類 spider
 正しくは蛛形綱といい、節足動物門の綱の一つ。クモ・ダニ・サソリの仲間。頭・胴と4対の脚からなり、羽や触角がない。ダニの類は衛生害虫であるほか、葉ダニ・赤ダニなどは園芸上やっかいな害虫である。
 
  ちょうけいか 蝶形花 papilionaceous
 マメ科の植物に多くみられる花の形。4枚の花弁からなり、1枚の小さな竜骨弁を抱くように、左右相称の翼弁(よくべん)があり、さらにその外側に旗弁(きべん)という一番大きな花弁があり、全体では蝶々の形に見えるためにこの名がある。スイートピーなどのように単生のものと、ゲンゲ、オジギソウなどのように小さな蝶形花が球場にまとまっているものがある。
 
  ちょうじざき 丁字咲き Anemone flowered
 (1)キク科の植物の花で、管状花の一部が花弁状になってもの。ダリア・菊・キンセンカなどに視られる。アネモネ咲き。(2)その他の植物の花で、おしべの一部の先が花弁状になってもの。椿などでは「唐子(からこ)咲き」とも言う。
 
  ちょっこん 直根
 根が垂直に下へ伸び、ひげ根はあるが、途中で分かれることがないこと。大根、ゴボウ、人参などが双で、草花ではケシ科、ヒユ科、マメ科などに多い。植え替えを嫌う植物が多く、直まき栽培にする。
 
  とちょう(徒長)
 枝がいたずらに長く生長し、葉ばかり繁って花付きや実付きが悪くなること。もやし状に生育すること。
 
  とちょうし (徒長枝)
 もやし状にいたずらに生育した枝。実付き・花付きが悪く、樹形を乱すので、除去しなければならない。肥料、特に窒素肥料のやり過ぎや、多湿、日照不足などが原因になることが多い。
 
  トレリス trellis
 本来は「格子」の意味。園芸では、格子状または幾何学模様にアルミや鉄などの素材を組み、朝顔や蔓バラなどの蔓性植物を固定できるようにした棚のこと。くぐり抜けのアーチ状に作られた商品もある。
 
  ないぶんぴかくらんかがくぶっしつ (内分泌攪乱化学物質)
 通称環境ホルモン。体内に摂取されると、ホルモンと同じような働きをし、人体の恒常性保持機能(躰を健康に保とうとする機能)を害する物質。また、性ホルモンとして作用して、生殖できなくしたり、奇形を生じることもある。現在までに70種ほどがリストアップされているが、大半が農薬またはそれに由来する物で、特に除草剤に関係するものが多い。
 
  なかて (中生)
 生育・開花・結実などが標準的であること。およびその性質を持つ品種。
  
  にくすいかじょ (肉穂花序) spadex
 花軸が肥厚して、紡錘形または円筒形などになり、その表面に小さな花が多数つくもの。単子葉植物の、トウモロコシ、パイナップル、水芭蕉および椰子科の植物などによく見られる。
 
  にねんそう (二年草)
 園芸上は、寿命が満一年以上で二年以内の植物のこと。通常開花まで満一年以上かかり、春播きで翌年、秋まきでは翌々年になる。草花ではジギタリスや風鈴草(ツリガネソウ)などがあり、ハーブのパセリやアシタバなども二年雄である。
 
  ぬりばち (塗り鉢)
 外面または全面に上薬をかけて焼いてある植木鉢。観葉植物・ランなど、室内に飾る高級鉢物用。 
 
  ネマトーダ nematode, eelworm
 線虫。袋形動物門(線形動物門)線虫綱に属する動物の総称で、5千種以上あり、人間に寄生する蛔虫(かいちゅう)・十二指腸中や犬の心臓に寄生するフィラリアなどもこの仲間。園芸でネマトーダと言えば、根瘤線虫という、草花や蔬菜類の根に寄生して、瘤を作る害虫のこと。
 
  ハーブ herb
 本来は英語で「草本」の意味。特にその中で、人間にとって有用な植物の意味。日本ではいわゆるキッチンハーブ、つまり野菜ほど大量に用いいないが、料理に香りや風味などを付けるものという意味に用いられている。そのほかに薬草や、香料になる植物などもハーブと呼ばれる。
 
  パーライト pearlite
 黒曜石・真珠石などを熱処理して多孔質の顆粒状にしたもの。純白で軽い。水はけ、水持ちがよく無菌なので、挿し木などに用いられる。本来は建築材料として、防音材、防火材・保温材などに用いられている。
 
  バイカラー bicolor
 二色の意味。花の色が覆輪、縞模様など二色で構成されている物。
 
  はだに (葉壁蝨)
 節足動物門蛛形綱(ちゅけいこう=いわゆる「くも」の仲間)ハダニ科の虫の総称。食害する植物の違いなどにより、数百種がある。体色が赤・褐色・黄色などなのでアカダニとも言う。
 
  はなめ (花芽)
 正式には「かが「と読む。花のつぼみを既に蓄えている芽。(1)ユリ科やヒガンバナ科の球根、鱗茎では、開花後に翌年の花芽を形成するものがある(チューリップなど)。花芽を持った球根を開花球と言い、そうでないものはいかに頑張っても花を咲かせることができない。(2)花木、果樹などでは、夏の間に翌春の花芽を形成するものがかなりある。秋になってから剪定すると、全く花が咲かなくなることもあるので注意が必要。
 
  ハンギング・バスケット hanging basket
 吊り鉢。高いところから植木鉢をつるし、垂れ下がって生育する植物を観賞する方法。ウツボカズラ、スベリヒユ、多肉植物の「緑の鈴」、ベゴニア・ペンデュラなど、枝垂れ性、匍匐性の植物が用いられる。
 
  ひししょくぶつ (被子植物)
 植物学上は、胚珠が心皮に覆われて雌しべを形成するものとされている。松かさを作る松柏類のように、タネが露出した形で作られず、種皮や果肉に覆われるところからこの名前がある。園芸で扱われる植物の大半はこれに属し、美しい花の咲く植物はすべてこの仲間である。単子葉類と双子葉類に分けられる。
 
  ひんしゅ 品種 race
 生物分類上の最下層の単位で、本来は種の中で、わずかだが明らかな、優れた遺伝形質の違いを持ち、次の代に受け継がれるもの。ただし、植物、特に果樹や花木、球根植物、宿根草などでは、株分け、挿し木、接ぎ木、分球などの栄養繁殖によって、同一クローンがいくらでも増殖できるため、クローン一つ一つを品種という。
 
  ブーケ・ガルニ Bouquet garni
 フランス語。パセリ・月桂樹・タイム・チャイヴズなどのハーブを枝ごと糸で結わえたもの。スープ、煮物などの香味付けに用いる。
 
  ふくすけづくり 福助作り
 B-ナインというホルモン剤を使い、花の大きさをほとんど変えることなく、節間をつづめ、草丈を低く仕立てること。大菊の鉢物に多く作られている。
 
  ふせい 腐生
 菌類・細菌・動物などで、他の生物の死骸(枯れ枝や落ち葉・糞などを含む)を栄養源として生活すること。死物寄生とも言う。動物ではミミズの類やヤスデ、昆虫類の鞘翅目(カブトムシの仲間)はえの一部、蜚蠊の仲間などが腐生生活をしている。「地球の掃除やさん」、で、有機物の「ゴミ」を植物の肥料にする働きがある。
 
  プランター
 プラスチック製(焼き物、木製、金属製などもある)の、植物を栽培するための容器。鉢よりは大きく、数株を栽培することができる。英語のplanterは入植者の意味で、いわゆるプランターは、ganden planterという。
 
  ペレット・シード
 微細なタネの表面に、水に溶けやすい樹脂状の物質をコーティングして、扱いやすくしたもの。
 
  へんしゅ 変種 variety
 生物分類単位で、種または亜種の下。自生域の環境や栽培されることにより、種の中でも目立って異なった遺伝形質を有する一軍。
 
  ペンデュラ pendula
 枝垂(しだ)れ性。茎・枝の先がアーチ型に反り、水平より下向きになること。
 
  ポット pot
 本来は広口瓶のこと。園芸では、上の方に開いている円筒形の栽培容器のこと。素焼き・陶磁器・プラスチック製と、使い捨ての紙・ピート・ビニール製品がある。
 
  ポットじたてなえ ポット仕立て苗
 使い捨ての、主にビニールのポットに種まきまたは挿し芽をして作った苗。そっとポットから抜いて路地に植えれば植え痛みしないので、草花や野菜、花木の苗など、この形で販売されているものが多い。
 
  ほもの (穂物)
 イネ科の植物の、穂を観賞の対象としたもの。そのまま生け花の花材や切り花として用いるほか、乾燥させたり染色したりして用いる。ススキ・パンパスグラス・ウサギノオ・斑入り麦などがある。
 
  ぼんけい 盆景 bonkei
 盆栽に、こけ・砂・石などを配置して、深山や日本庭園の雰囲気を表現したもの。
 
  ぼんさい 盆栽 bonsai
 観賞用の木本(菊のように茎が木質になる草本を使うこともある)を小さな鉢に植え、枝振りなどを整えて、あたかも深山などに生えているような形に整えた観賞用の作品。欧米でもbonsaiという言葉ができ、親しまれている。
 
  ぼんさいばさみ 盆栽鋏
 盆栽の枝の剪定用に作られた、刃先が非常の細い枝きりばさみ。密生した枝や葉の間に入るが、太い枝は切れない。
 
  ぼんさいばち 盆栽鉢
 盆栽を植えて観賞するための鉢。平たく、楕円形または長方形をした堅焼きの鉢が多い。
 
  マルチング
 植物の根本に、藁やビニールなどを強いてやること。寒さ・暑さ・根本の乾燥から植物を守るだけでなく、灌水の時、泥のはね返しで葉や茎を汚染し、病害虫が付くのを防ぐ働きがある。
 
  みしょうなえ (実生苗)
 タネを蒔いて得られた苗。株分け・挿し木・接ぎ木などの栄養繁殖と違い、遺伝子が親とは違うため、花色や容姿などは、実際に花が咲き、実がならないと分からないが。しかし概して根の張り方が良く、草姿・樹形は挿し木苗などに比べ整ったものが多いので、盆栽やサボテンなどでは好んで用いられる。
 
  むかご (零余子)
 腋芽(えきが、葉と茎の間から出る芽)がでんぷん質の球状になり、地面に落ちるとは発芽して新しい植物体になる物。オニユリ、ヤマノイモがよく知られており、ヤマノイモの零余子は、煮物や汁のみ抔、食品として使われる。
 
  むきぶつ (無機物)
 炭素を含まないか、含んでいても分解などによって化学的エネルギーを生じない、二酸化炭素、重炭酸ナトリウム、(重曹)、シアン化塩などは、炭素を含んでいても無機物である。。
  
  メリクロン
 成長点培養。植物が生長している先端部分のほんのわずかな部分を切り取って培養する栄養繁殖。無菌状態で多くの苗が得られる。洋蘭で始められたが、現在はハイビスカス・デルフィニウム・セントポーリアなど多くの草花に応用されている。
 
  もく (目) order
 生物分類上の単位で、科の上、綱の下。動物の分類においては、霊長目(人間やサルノ仲間)、鱗翅目(チョウチョやガの仲間)などとよく使われるが、植物の場合、シダ植物以上でも科の総数が300ほどなので、、目が用いられることは少ない。
  もねらかい モネラ界 Prokaryotae
 生物分類上の5つの界の一つ。原核生物ともいい、最も下等な生物群で、細胞核に核膜がなく、ミトコンドリアも存在しまい。、バクテリアと藍藻類が入り、大きさは直径1μmくらいの微細なものが多い。
 
  ゆうきのうほう (有機農法) organic agriculture
 化学肥料を使わない農法。原則として無農薬または低農薬である。アメリカでは、二年間化学肥料を施していないなどの条件を満たすものに限って、有機農法である旨の表示ができる。
 
  ゆうきひりょう (有機肥料)
 動物の糞や動植物の死骸など、自然界に得られる肥料。人工的に合成された化学肥料を含まないもの。堆肥・腐葉土・牛糞・鶏糞・骨粉・魚粉・油粕などが代表的。かつて、植物は無機物しか吸収しないとされていたが、現在では一部吸収するとも言われ、また、土壌に有用な小動物や微生物が繁殖するため、植物の抵抗力が高まり、蔬菜などでは栄養価の高いがっしりとしたものが得られると言われている。
  
  ゆうげんかじょ (有限花序)
 花序(花の付き方)を花の咲いてくる順序によって二つに分けたものの一つ。花軸の上の方から、また、平面・曲面上の中心から周囲に向かって咲くもの。植物には無限花序の方が圧倒的に多い。
 
  ようえき (葉腋)
 葉が茎に付いている部分。花木や果樹などでは、この部分に花が咲いたり実がなったりするものが多い。
 
  よくせいさいばい (抑制栽培)
 本来の時期より、遅らせて開花・結実をさせること。
 
  らくようじゅ (落葉樹) deciduous
 生育に不都合な季節を、葉を落とした状態で過ごす植物。
 
  りべんかるい (離弁花類)
 双子葉綱を花弁の状態によって二つに分けたものの一つで、合弁花類に対する。花弁が一枚一枚分離しているもの。しかし現在では、ウリ科のようにどちらとも付きにくい者があるので、あまり用いられていない。
 
  りょうせいか (両性花) hermaphrodite
 一つの花に雄しべ・雌しべの両方を供えている花。ほとんどの植物はこれである。雄しべだけの花を雄花、雌しべだけあるは名を雌花という。一つの個体に雌花と雄花が別々に咲く植物を雌雄同株、雄の木と雌の木が完全に分離している植物を雌雄異株という。
 
  りんけい(鱗茎)
 地下茎の一種で、茎の周りを放射状に何層も、多肉化した葉が取り巻いているもの。ユリ科とヒガンバナ科の球根類はすべてこれで、チューリップ・百合類・ムスカリ・ヒヤシンス・アマリリス・水仙・彼岸花などの草花のほか、タマネギ・らっきょう・にんにくなどの野菜類も入る。
 
  りんさく (輪作)
 連作障害を回避するため、圃場をいくつかの区画に分け、数種類の作物を次々に交替に作付けし、一つの区画に続けて同じものを作らないようにすること。例えばスイカ・大根・茄子・豆類などと言う風に順番に作付けしてゆく。
 
  りんさんひりょう (リン酸肥料)
 肥料の三要素の一つ。階下・結実を促進させる働きがある。化学肥料では過リン酸石灰、天然肥料では魚粉・骨粉などに多く含まれる。肥料の袋などに書かれる成分値の2つ目がリン酸の値。すべて緩効性なので、元肥として十分に施しておく必要がある。
 
  りんしもく (鱗翅目)
 節足動物門昆虫綱の目の一つ。チョウ・ガの仲間。翅に鱗状の粉が密生している。世界に百万種を遙かに越える種があるとされ、動物界では最も種類が多い。「空飛ぶ宝石」とも言われ、多くの人を魅了する美しさを持つものも多いが、植物の葉を食べたり、茎の汁を吸ったりして生育するため、多くの種は幼虫段階(芋虫や毛虫)のとき、園芸作物の害虫となるものが多い。
 
  りんぷん (鱗粉) scales
 鱗翅目の昆虫(蝶・ガなど)の翅についている、粉状の物質。英語でもscale(うろこ)と言うように、堅くて扁平で、色素を含み、種特有の紋様を作り出している。毒蛾の鱗粉は有毒で、皮膚につくとかぶれや皮膚障害などを起こすが、ふつうは無毒である。
 
  りんぺん (鱗片)
 ユリ類の鱗茎で、葉状またはさじ状にはがれるもの。これによって栄養繁殖をすることができる。
 
  リンネ  Carl von Linné 1707 - 1778
 スウェーデンの植物学者。生物分類学の祖と言われ、門・綱・目・科・属・種の分類単位や、ラテン語の属名と種名をつなげて特定の生物を限定する学名の2名表記法などを提唱した。全ての生物を動物と植物に分けたが、その後顕微鏡による微生物の研究などにより、現在彼の分類法は根本から書き換えられる時期になっている。
 
  れいしょう 冷床 cool house
 人工的な発熱装置を使わず、太陽熱の保温に重点を置いた苗床。ビニールトンネルのたぐい。かつては促成栽培や、厳寒期の霜よけなどに利用されていたが、現在は温室がそれほどの高嶺の花でもなくなったこともあり、ほとんど使われなくなった。
 
  れんさくしょうがい (連作障害)
 同じ土地に、同種または近縁種の作物を、連続して栽培することによっておきる不都合な現象。ウリ科・ナス科・マメ科・アヤメ科などの蔬菜・草花やエゾギク(アスター)がよく知られている。これをさけるためには、輪作(違う種類の作物を次々に植えること)や、ナス科・ウリ科の場合は、障害を起こしにくい台木に接ぎ木した苗を用いるのがよい。
 
   ロゼット  rosette
 根生葉が放射状に、ほぼ水平に広がっているもの。越年生の一・二年草や多年草の越冬時の形として存在する場合が多い。タンポポ・大根・ケシ類などが代表的な植物である。
 
  ロック・ガーデン rock garden
 岩組庭園のこと。英国で、日本庭園にヒントを得て、岩や水場、スロープなどを取り入れ、草丈の低い草花や灌木、特に花はあまり派手で大きくなく、野性的で可憐なものが好まれる。ロッケリーrockeryとも言う。
 
  わいせい (矮性)  dwarf
 通常のものに比べて、背丈が低い性質。一般に矮性種というと、草丈がせいぜい40〜50cm程度で、花壇・鉢植え・プランター植えなどに適するもの。
 
  わめい (和名)
 生物の、日本語の正式な名称。植物図鑑などには通常和名で出ている。ただ、明治時代に命名されたもの、例えばあきざくら、てんじくぼたん、ぶたのまんじゅう、にしきゆり、ぼたんゆり抔は馴染み深いコスモス・ダリア・シクラメン・ヒヤシンス・チューリップが現在正式和名になっている。
 
    わりつぎ (割接ぎ)
 接ぎ木では最もポピュラーな方法。台木の地上部を水平に切り落とし、そこに垂直な切れ目を入れ、楔形に調整した接ぎ穂を差し込み、形成層を合わせて固定し、活着を促すもの。